FC2ブログ

 

思いついたこと・感じたこと・気になったこと・どうでもいいこと。
 

 

 
ホラー小説は嫌いじゃありません。
わりと好きだと思います。
少なくとも、恋愛小説よりはずっと好きです。

でも、これはイマイチだと思いました。
私が借りたわけじゃないんだけど(たぶん、母親だろう)、表紙を見て「うわ、おもろそー」って思って読んだんですが──、あかん、わけわからん。。。
表紙が表紙なだけに、拍子抜けなんです。
今までとは一風変わった観点において、おすすめ本(笑)
 

more


ネタ的にはよくある話だと思います。
タイトルにある1303号室ってのがいわくつきの部屋で、引越してきた女性が隣の部屋へ挨拶に行ったら、小さい女の子がいたんですね。で、お母さんに宜しく伝えてね~って言うわけですが、女の子が無邪気な顔して言うわけですよ。
おねえちゃん、怖くないの? って。
で、前に住んでいた人がベランダから飛び降りて自殺したことがわかるわけです。それだけじゃなく、その前も前も前も、みんな自殺してることがわかるわけです。
んで、言うわけです。
おねえちゃんもそのうち死んじゃうよ──と。

部屋ん中に異臭がしたり、冷蔵庫に入れておいたペットボトルの口に、口紅がべっとりついてたり、部屋ん中に気配感じたり、シャワー使ってたり。幽霊にしてはリアルな現象が次々起こりまして、恋人は信じてくれないし、どんどん怖くなっていくわけですが、結局彼女はベランダから落ちて死にます。
次の章からは、何事もなかったかのように新しい入居者のカップルが商談してて、犬買ってもいいし、さらに値引きまでしてくれるという有利な条件で契約します。
で、また同じように隣室の女の子が自殺の話をするわけですね。
今度の場合は彼氏も一緒に住んでますから、彼氏も「誰か」がシャワー使ってるのを目の当たりにしたりします。彼氏くんの友達が調査会社に勤めてて、調べてくれるわけです。とにかく引越そうと思っていた矢先、やっぱり彼女は落ちて死にます。
帰宅途中だった彼氏くんは、見てしまうのです。
女性が彼女を突き落とすのを──

その後からは、その彼女のお姉さんと、そもそも一番最初に住んでいて自殺した女性との話が、一節ずつ交互に語られます。お姉さんが彼氏くんから話聞いたり、妹のマンションに行って、彼氏くんの友達が送ってくれたという調査結果見つけたりします。お姉さんがマンションの部屋にいる間、発端の女性の、当時の部屋での生活が、女性視点で語られていきます。
女性が仕事を辞めたのをキッカケに、母娘関係はこじれ、後に母親が自殺して、その死体をずっとそのままにして、死体は腐っていくわけです。
女性はそれから引きこもり生活になりまして、お金も払ってないからガス水道電気止まります。食料はコンビニに買いに行ってたけど、風呂も入ってないような状態ですから、周りから奇異な目で見られ、それが嫌で、それも止めてしまいます。
そんなかんじで、どんどん病んでいくわけです。
全部社会が悪い、私をこんな風にしたのはおまえらが悪いんだ──。
唐突な被害妄想です。
家賃滞納だし、ゴミも部屋に置いたままなので、近所から苦情が来るし──で、管理人が訪ねてきます。
彼女はほっといてくれと突っぱねます。
とりあえず、その日は帰ったけれど、またやってくるといいます。
それが嫌で恐くて、女性は世の中を呪って、投身自殺を図ったことが語られるのです。
その後、最終的なオチを言いますと、



お姉さんも落とされて死にます。

それでおわりです。


「──はあ!?」

私は呆れました。
身も蓋もない──という以前に、「だから、なんやねん」ってかんじ。
呪いなら呪いで、もっとあるじゃん! ポルターガイストならもっと、それっぽい描写入れようよ。唐突すぎんだよ、なんで落とされるのか、わかんねーよー!!

こういう話ってね、よくあるタイプのネタだし、別に嫌いじゃないんですよ。
でもさ、普通はさ、主人公がいて、その主人公が行動して調べていって、過去の出来事を知る──っていうのが、普通のパターンだと思うわけですよ。「リング」だってそうじゃないですか。
でもこの話、全部女性自身の体験として本人視点で語られてるし、それ以前に「主人公」がいない(汗)
主軸になる人がコロコロ変わって、誰が「主人公」なのか、わかりません。
ついでにいえば、あの隣室の女の子の話もちらーっと入ってきて、ますます混乱。誰が誰のことだかわかんねー!

そもそもの根源たる、一番最初の女性の話はね、面白かったんですよ。イッちゃってるかんじが、キモ恐いかんじで。それをもっと生かして、そのことを突き詰めていくような展開にして欲しかったです。ミステリ要素が欲しかったです。そういうのが私は好きなのです。
大体、どうして後々の住人がどんどん自殺していくのか。その「謎」が解明されておりませんがな。どうして殺すのか、動機がわかりません。すっきりしないことこの上ないです。
あー、なんか言うてて、ますます腹立ってきた。借りたからいいけど、これ買うてたら「騙されたー!」って叫ぶでしょうな。ムカムカ。

とゆーことで、中身はまったくオススメしませんが、表紙がオススメ(笑)
ええから、見てー。めっちゃ恐いから。三秒以上見れないです、私。夢に見そうなくらい。
覚えておいて、いつか図書館行った時にでも探してみてくだはいませ。


追記

アマゾンのレビュー見たら、みんな同じような感想持ってました。
ふっ、私の感性はあながち間違ってるわけでもなかったのね、よかったよかった。
で、図書館行かんでも、アマゾンで見れるわ(笑)
でも、実際手に取って見る方がより恐いと思うから、やっぱりオススメです。



ちなみに、ほんまに恐いホラー読みたい人は、吉村達也の「初恋」(角川ホラー文庫)がオススメです。
なんとなく借りて、あまりに面白くて、姉と母に「これ、めっちゃおもっしょいけん読んでみて」と大プッシュした、ストーカーものの話です。

 

 

Comment

 

Secret?


 

 

 

 

*Template By-MoMo.ka* Copyright © 2019 ごちゃまぜすぺーす, all rights reserved.

彩瀬あいり

03  12  04  12  04  03  01  12  06  05  04  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01